愛の女神が戦の神に勝つ。

愛の女神ウェヌス(ヴィーナス)の夫は鍛冶の神ウルカヌス。並ぶ者なき匠だが容姿はあんまり。美丈夫の戦の神、軍神マルスの方がお似合いで、相思相愛。ボッティチェリ。余裕シャクシャクの愛の女神に対し眠りこける戦の神。「愛が力に勝つ」ということです。

(ボッティチェリ作「ウェヌスとマルス」、1485年頃、ロンドン、ナソナル・ギャラリー、0.69×1.73m)

名画を読み解く

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