デューラーの「問題作」、「メランコリア」②。

アルブレヒト・デューラーはドイツ絵画の巨匠。問題作「メランコリア」は寓意画。寓意画は「○○は○○を思い出させるので暗示する」という連想ゲームでメッセージを語る。例えば2枚目も寓意画。乳首をつまむ仕草は母乳を思い出させ、妊娠していることを暗示します。

(アルブレヒト・デューラー作「メランコリア」、1514年、シャンティイ、コンデ美術館他、23.9×16.8㎝)

(フォンテーヌブロー派「ガブリエル・デストレとその姉妹」、1594年頃、パリ、ルーヴル美術館、RF1937-1、0.96×1.25m)

名画を読み解く

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