デューラーの「問題作」、「メランコリア」③。

デューラーの問題作「メランコリア」は寓意画。寓意画は連想ゲーム(暗示)でメッセージを語る。ボスの「乾し草車」も寓意画。実をつけず火がつくとすぐ燃えてなくなる乾し草は「この世の富」を暗示します。デューラー作品は何を暗示するか?

(アルブレヒト・デューラー作「メランコリア」、1514年、シャンティイ、コンデ美術館他、23.9×16.8㎝)

(ヒエロニムス・ボス作「乾草車(部分)」、1501-1502年頃、マドリード、プラド美術館、高さ1.35m)

名画を読み解く

美術作品の解説をしています。講義はNHK文化センター、栄・中日文化センター他でお聞きいただけます。

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