ろうそくの話⑤。

名画を読み解く。ろうそくの話。続き。前の作品と似たこちらは両替商を描く。仕事をする夫の隣で妻は祈りの本そっちのけで夫の手元の金を見る。妻の後ろにろうそく。火は消えている。神は光。信仰から離れているのが、妻の方ということを思わせます。

(クエンティン・マサイス作「両替商とその妻」、1514年、パリ、ルーヴル美術館、INV1444、0.70×0.67m)

(クエンティン・マサイス作「両替商とその妻(部分)」、1514年、パリ、ルーヴル美術館、INV1444、0.70×0.67m)

名画を読み解く

美術作品の解説をしています。講義はNHK文化センター、栄・中日文化センター他でお聞きいただけます。

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