孔雀の模様は巨人の目。

動物の話から鳥の話。最高神の妻ユノ女神の鳥は孔雀。神々の王妃にふさわしい。こちらは孔雀の模様の物語を描く。ユノ女神は夫の浮気相手が変身させられた牝牛をもらい百の目を持つアルゴスに見張らせる。アルゴスは殺され、その目をお気に入りの鳥孔雀につけた、という話です。

（ピーテル・パウル・ルーベンス作「ユノとアルゴス」、1611年頃、ケルン、ヴァルラフ・リヒャルツ美術館、2.49×2.96ｍ）