メトロポリタンのクリヴェッリ②。

キリストが抱える鳥はヒワ。頭が赤い鳥。クリヴェッリの最も有名な「受胎告知」にも描かれていますよ。聖母の上の階。籠の中。ヒワはキリストの「死」の象徴。孔雀はキリストの死が人類にもたらす「永遠の生命」です。

(カルロ・クリヴェッリ作「聖母子(部分)」、1473年頃、ニューヨーク、メトロポリタン美術館、38×23cm)

(カルロ・クリヴェッリ作「聖エミディウスがいる受胎告知(部分)」、1486年、ロンドン、ナショナル・ギャラリー、2.07×1.46m)

(カルロ・クリヴェッリ作「聖エミディウスがいる受胎告知」、1486年、ロンドン、ナショナル・ギャラリー、2.07×1.46m)

名画を読み解く

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