メトロポリタンのティツィアーノ①。

ティツィアーノ。この作品の最大の魅力は愛の女神と恋人の肉付きと肌の表現だと思う。「心配しすぎだよ」という若者の表情も。この物語が語られるのはオウィディウス「変身物語」巻10。アドニスは娘が実の父に恋い焦がれ父をだまし身ごもった子。壮絶な話が語られます。

(ティツィアーノ作「ウェヌスとアドニス」、1550年頃、ニューヨーク、メトロポリタン美術館、1.06×1.33m)

名画を読み解く

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