メトロポリタンのティツィアーノ③。

アドニスはミュラが実の父に恋し父をだまして交わり身ごもった禁断の子供。激怒した父に殺される直前で神々がミュラを哀れみ没薬(もつやく)の木に変える。世にも美しい赤ん坊が産まれる。それがアドニス。愛の女神と冥界の王妃が恋する。最高神の裁定で1年の1/3ずつそれぞれの女神と過ごすことになる

(ティツィアーノ作「ウェヌスとアドニス」、1550年頃、ニューヨーク、メトロポリタン美術館、1.06×1.33m)

名画を読み解く

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