雪解け水。作業の始まり。

こちらは、ピーテル・ブリューゲル父。よく知られた「雪中の狩人」に続く場面。「雪中の」は1年の6つの時期を表す連作の一枚。「雪中の」は真冬。こちらは冬の終わりで、春の足音が聞こえる頃です。ちょうど2月末から3月はじめの今頃。川は雪解け水で増水し、畑の土が見えている。人々が作業を始めます

(ピーテル・ブリューゲル父作「暗い一日」、1565年、ウィーン、美術史美術館、1.18×1.63m)

名画を読み解く

美術作品の解説をしています。講義はNHK文化センター、栄・中日文化センター他でお聞きいただけます。

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