「乾草車」にもあります、壺と棒。

「乾草車」。乾草ははかないこの世の富の暗示。争う人々。彼らが求めるのは乾草上のような暮らし。男女が悠々と音楽を奏でいちゃつく。快楽にふける生活。ここにもあります。棒と壺。壺が女性器、棒が男性器。性的快楽の暗示。キリストがあきれて見ています

(ヒエロニムス・ボス作「乾草車」、1501-1502年頃、マドリード、プラド美術館、高さ1.35m)

名画を読み解く

美術作品の解説をしています。講義はNHK文化センター、栄・中日文化センター他でお聞きいただけます。

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