我々に最も身近な天使。

天使には種類と階級があると考えられました。最上位が神のすぐ近くにいる「熾天使」。我々の身近にいてくれるのがここに描かれた天使でしょう。ヒエロニムス・ボス。死の床にいる人の枕元に天使と悪魔。人生の様々な場面で、選択を導いてくれているのでしょう。

(ヒエロニムス・ボス作「七つの大罪と人間の最期の四つの段階(部分)」、1505-1510年頃、マドリード、プラド美術館、1.2×1.5m)

名画を読み解く

美術作品の解説をしています。講義はNHK文化センター、栄・中日文化センター他でお聞きいただけます。

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