景色の中に悪魔の誘惑。

パティニールの作品は風景が目に心地良くストーリーや暗示を含む。こちらは荒野にこもった聖人が様々悪魔の攻撃を受けるという話。背景もくまなく見てください。手前の女性たちも悪魔。正体がドレスから見えています。

(ヨアヒム・パティニール作「聖アントニウスの誘惑」、1520-1524年頃、マドリード、プラド美術館、1.55×1.73m)

名画を読み解く

美術作品の解説をしています。講義はNHK文化センター、栄・中日文化センター他でお聞きいただけます。

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