ジオットは内面描写が卓越しています。

「ルネサンスの先駆け」と言われるジオットは内面描写が卓越しています。先ほどの場面ではヨアキムは理不尽さを訴えるような苦渋の表情をしています。ここではヨアキムは悲しみに沈んだ表情です。ヨアキムは雇われ人の羊飼いのもとへ身を隠す。羊飼いたちの表情も注目です。

(ジオット作「羊飼いのもとへ身を隠すヨアキム」、1303-1305年、パドヴァ、スクロヴェーニ礼拝堂、2×1.80m)

名画を読み解く

美術作品の解説をしています。講義はNHK文化センター、栄・中日文化センター他でお聞きいただけます。

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