「神秘の小羊の祭壇画」。神とキリストの「ダブル・イメージ」。

「神秘の小羊の祭壇画」。上段中央は神とキリストの「ダブル・イメージ」です。ヨハネの黙示録の「玉座に座る人物」は神。小羊とともにキリストの暗示とみなされる「王の中の王」は、多くの王冠をかぶり、血にそまった衣を身につけます。「王の王、主の主」という言葉がマントの縁に刺繍されています。

(ファン・エイク兄弟作「神秘の小羊の祭壇画」、1432年完成、ゲント、聖バーフ大聖堂、3.75×5.2m)

名画を読み解く

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