シンボルはホタテ。2024.02.10 10:30ヘントの祭壇画下段中央は天国。両側は「神の国」に向かう人々。下段一番右が巡礼者のグループ。頭にホタテ貝をつけた人がいます。ホタテ貝はサンティアゴ・デ・コンポステラへの巡礼者のシンボル。祀られる大ヤコブのシンボルでもあります。これが大ヤコブ本人かは判断が難しいところです。
アダムとイヴもキリストに救われる。2023.12.04 11:00アダムとイヴの話。天上の人々と神の国へ向かう人々描く全体。アダムとイヴは人間に罪と苦しみをもたらした元凶なのに祝福され他人々の中に含んでいいのか。楽園追放後アダムとイヴは罪を悔やみ正しく生き、二人も救い主キリストに救われたと信じられました。
「室内履き」とアルノルフィニ夫妻。2023.08.23 10:30ルーヴル美術館展「室内履き」がらみでろうそくの意味。火がついていないのは神の不在で意に反すること。1・2枚目はロンドンの「アルノルフィニ夫妻」。シャンデリアに意味深な一本のろうそく。これは火がついています。結婚の誓いの場面。「神が見ていること」を示します。
左が聖母。右が洗礼者ヨハネです。2023.06.13 10:30神秘の小羊の祭壇画。上段中央はキリスト/神。左は神に選ばれ乙女のままキリストを身ごもり産んだ聖母マリア。死後魂と肉体相伴い天に上げられ天の女王として冠を受けたとされる。反対は誰?洗礼者ヨハネ。救い主に先立ち生まれ、救い主のために道を整えることを使命とします。
【名品106】「ロランの聖母」ヤン・ファン・エイク2023.02.01 12:00【ルーヴル美術館の名品150選106】。ルーヴル美術館の至宝。小さな大作。キリスト教美術の宝石。聖母の頭上に冠。聖母を「天国の女王」として讃える。注文者の上には「人間の罪」を表わす旧約聖書の場面。背景の街は聖なるものと俗なるものの対比を表わす。キリストの持ち物、同じ形の三つの開口...
二人目の女性隠者。2022.10.25 11:30ヘントの祭壇画。隠者のグループ。奥は女性の二大隠者。香油壺を持つのが現在解説中マグダラのマリア。最後の30年を一人瞑想のうちに生きる。もう一人はエジプトのマリア。もと娼婦で改心し47年の隠遁生活を送ったとされる。服は擦り切れ身を覆うのは髪の毛だけと語られる。
隠者マグダラのマリア。2022.10.24 11:46続き。ヘントの祭壇画。小羊のもとへ向かう「隠者」のグループ。奥に女性が二人。その一人が香油壺を持っている。これが目印。マグダラのマリアはここにいるのです。もと娼婦で妖艶なイメージが伴うこの人がなぜここに。ラ・トゥールが描いた後世の隠遁生活に基づく分類です。
マグダラのマリアは隠者のグループの中にいる。2022.10.23 10:30これがヘントの祭壇画下段右側パネル。左は隠者のグループで、右は巡礼者のグループ。巨大な人物は旅人の守護者聖クリストフォロス。これらの人々も下段中央パネルに描かれた神秘の小羊のもとへ向かっているのです。さて今解説中のマグダラのマリア。どこにいるかわかりますか?左パネルの中にいます。
マグダラのマリアは下段右から二番目のパネル。2022.10.22 11:30これがヘントの祭壇画全体像。聖女たちのグループは下段中央パネル右奥。別格の聖母は上段。神/キリストの隣。上段右端はイヴです。さて、聖母に次いで人気の女性、聖女一番人気のマグダラのマリアはどこか。下段右から二番目のパネルの中にいるのです。次回詳細。
乙女のグループ。マグダラのマリアはいない。2022.10.21 11:30続き。ヘントの祭壇画。女性たちのグループ。ここに集うのは清らかなまま信仰を守り命を落とした女性たち。葉っぱは殉教者の持ち物。最前列は左からアニエス(小羊)、バルバラ(塔)、カテリナ(王女のドレス)、ドロテア(花)。香油壺が目印のマグダラのマリアはいませんね
マグダラのマリアを探せ③。2022.10.20 11:30マグダラのマリアについて解説中。マグダラのマリアを探せその③。ヘントの祭壇画の場合。四方から聖なる人々が集まってくる。右上が女性たちのグループ。聖母は別格なので上のパネルに大きく描かれる。マグダラのマリアはこのグループの中にいるか?いないのです。
聖母の冠。冠を授ける三位一体。2022.09.26 11:30聖母が冠をかぶるのは天国で天の女王として冠を授けられたと考えられるため。「聖母戴冠」を描く非常に面白い作品が2枚目。冠に触れているのは「三位一体」つまり神の三つの姿。神をどう表すかは興味深い問題。