「キリストの変容」を目撃。2024.03.02 15:28巡礼地の聖人大ヤコブの重要性の話。こちらはラファエロ作とされる「キリスト変容」。出来事の神秘性と迫力をどの作品より伝えます。キリストに特別に指名され同行し目撃した三人の一人が大ヤコブ。左下。ペテロと若者姿のヨハネは容貌で分かり、たいてい消去法での特定です。
ミケランジェロが描くアダムとイヴ。2023.11.29 11:00旧約聖書の最も有名な女性はイヴ。無数に描かれる。ミケランジェロ。システィナ礼拝堂天井装飾。「原罪(人類最初の罪)」と「楽園追放」。「神が禁じた果実を食べても死ぬことはない、神のように賢くなれる」と誘惑した蛇はここでは女性の姿です。
蟹座がらみで麗しの姉弟。2023.06.28 10:30蟹座がらみで月の女神の話。麗しい二体の彫刻。もとは対だったと考えられる。神アポロンと女神ディアナ(アルテミス)。二人は両親を同じくする姉弟。「輝くように美しい」と形容されたところから、太陽の神・月の女神と位置づけられるようになりました。
第一の圏(たに)が辺獄。第二の圏にミノスと恋人。2023.01.27 10:30ダンテ「神曲」の話。哀れな恋人たちがいるのは地獄の浅いところ第二の圏(たに)。第一の圏は「辺獄」といい異教の立派な人がいるところ。地獄と煉獄の導き手、ダンテが先生と敬愛する詩人ウェルギリウスはここの人。第二の圏の入口に裁判官ミノスがいて罪人を振り分けます。
ミケランジェロ。地獄の入り口。2023.01.26 14:29ミケランジェロ「最後の審判」地獄の部分。入口にいる蛇の尾が体にまきつく人物が地獄の裁判官ミノス。ダンテによるとミノスは罪業を全て知り罪人が落とされる場所に従い尾を体に巻き付ける。ダンテの「神曲」は文学作品ですがキリスト教美術に少なからぬ影響を与えています。
最後の審判。入り口と中。2023.01.23 12:00どちらも有名な最期の審判。ミケランジェロとジオット。ジオットは地獄の中まで描く。ミケランジェロが描くのは入り口です。隅に見えるボスらしき人物はジオットは悪魔大王。ミケランジェロは似てるようですが違う。地獄の裁判官ミダス王。罪人を食っていませんね。
ユダもキリスト自身が選ぶ。2023.01.18 10:30裏切り者イスカリオテのユダの話。前の作品はジオット。こちらはシスティナ礼拝堂。最後の晩餐。十二使徒のうちユダだけが光輪をまとわない。不思議なのはユダもキリスト自身が十二使徒の一人に選んだということ。キリストはユダがしようとしていることを知りながら行かせます
【名品51】「最後の晩餐」フィリップ・ド・シャンペーニュ2022.12.09 12:00【ルーヴル美術館の名品150選51】。フィリップ・ド・シャンペーニュ「最後の晩餐」。キリストの死を前にした最後の食事。裏切り者の予告に動揺する弟子たち。裏切り者はこの中の誰か?キリストはこの時パンとワインを自分の体・血とする。キリスト教の重要儀式聖体拝領の起源です。裏切り者は誰か...
ヴァチカン美術館の彫刻も。2022.10.30 00:00続き。ヴァチカン美術館と言えばベルヴェデーレのアポロンやラオコーンも必見。教皇のコレクションを集めるここに何故ギリシア神話の彫刻が?これらも教皇ユリウス2世と関係。
教皇ユリウス2世を基準に考える。2022.10.29 11:00ヴァチカン美術館の必見作品はこの教皇を基準に時代背景を考えると良い。教皇ユリウス2世。ユリウス・カエサルに比較される強大な指導力を発揮する。天地創造、ラファエロの間の依頼者はこの人。システィナ礼拝堂を建てた教皇はおじです。
シャルトルとラファエロ。2022.10.08 23:00シャルトルのステンドグラス。光を放つキリスト。ラファエロの有名な作品と同じ場面。両側に二人の預言者。足下におののく三人の弟子。同じ人物が描かれているのわかりますか?
キリストの動作が生み出す動き。2022.10.02 13:44ミケランジェロの「最後の審判」。全体を俯瞰すると大きな動きがあるのがわかりますか?キリストの動きに合わせ、左下から死者が蘇り空中に引き上げられ、聖なる仲間に入れぬ者は右下へ落とされる。大塚国際美術館に実物大再現がありますね。解説ツアー計画中。