神々の宴⑪。智恵の女神は頭から産まれる。

孔雀と描かれるのは最高神の妻ユノ女神。兜を被るのは智恵の女神ミネルヴァ/アテナ。アテナは最高神の最初の妻メティスが身ごもった子。双子の男の子が地位を奪うと予言があり最高神はメティスを呑み込む。アテナは武装した姿で最高神の頭から産まれます。

(ヘンドリック・デ・クラーク作「テティスとペレウスの婚姻の宴(部分)」、1600-1625年頃、パリ、ルーヴル美術館、RF1945-17、54.5××76.5cm)

(ヘンドリック・デ・クラーク作「テティスとペレウスの婚姻の宴」、1600-1625年頃、パリ、ルーヴル美術館、RF1945-17、54.5××76.5cm)

(「アテナの誕生」、前570-前560年頃、パリ、ルーヴル美術館、CA616、高さ14cm)

(「アテナの誕生」、前550-前540年、パリ、ルーヴル美術館、F32-1、高さ41cm)

名画を読み解く

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