神々の宴⑫。戦の神と愛の女神。

兜を被る奥の女性が智恵の女神ミネルヴァ/アテナ。兜を被る手前の男性が軍神マルス/アレス。その恋人が愛の女神ウェヌス/アフロディテ。軍神が男性の力を体現し、愛の女神が女性の魅力を体現。二人はお似合いで相思相愛。ミロのヴィーナスはこの女神と同じです。

(ヘンドリック・デ・クラーク作「テティスとペレウスの婚姻の宴(部分)」、1600-1625年頃、パリ、ルーヴル美術館、RF1945-17、54.5××76.5cm)

(「アフロディテ(またはミロのヴィーナス)」、前100年頃、パリ、ルーヴル美術館、高さ2.02m)

名画を読み解く

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