間違い探し。ティツィアーノとルーベンス。②

わかりましたか?ルーベンスのアダムは「イヴの方へ身を傾けて止める」「罪を暗示する身を隠す葉がない」。誘惑に負けてしまうイヴに対し、アダムスは罪を認識しています。アダムは愚かな伴侶と罪を共に背負う覚悟で果実を食べた、という表現です。

(ルーベンス作「アダムとイヴ(ティツィアーノ作品のコピー)」、1628-1629年、マドリード、プラド美術館、2.38×1.84m)

(ティツィアーノ作「アダムとイヴ」、1550年頃、マドリード、プラド美術館、2.40×1.86m)

名画を読み解く

美術作品の解説をしています。講義はNHK文化センター、栄・中日文化センター他でお聞きいただけます。

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