マグダラのマリアの官能性。

ルーヴル展残り1ヶ月弱。マグダラのマリアはキリスト死後の隠棲中の場面は裸体で描かれることが多く、おろした髪と相まって官能性が増す。来日作品は愛しい人を思うように磔刑像を見つめる。右はルーベンスの十字架降下。キリストの足に愛おしげに触れる表現もよく見られます。

(ベネデット・ルーティ作「キリストの磔刑像の付いた十字架を手に瞑想するマグダラのマリア」、1685-1690年、INV362、1.67×1.26m、イタリア絵画部門、ドゥノン翼)

(ピーテル・パウル・ルーベンス作「十字架降架(部分)」、1612-1614年、アントウェルペン、大聖堂、4.25×3.20m)

名画を読み解く

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