こちらもルーベンスの聖母子像。

こちらもルーベンスの聖母子像。母性愛にあふれる聖母と普通の子供と何ら変わらぬ様子で母に甘えるキリスト。聖母子を包む雲は、よく見るとたくさんの天使です。周りのそれだけで鑑賞に値する花は、同時代の重要画家、植物や動物表現を得意としたヤン・ブリューゲルが担当したものです。

(ピーテル・パウル・ルーベンス、ヤン・ブリューゲル1世作「花飾りの中の聖母子と天使たち」、1616-1617年頃、パリ、ルーヴル美術館、INV1764、84×65cm)

名画を読み解く

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