「地上の楽園」。

ヤン・ブリューゲルが描いた「地上の楽園」。かつて人類の祖先がいた所。植物が豊かに生い茂り、獣も家畜も小動物も、全て平和に共存します。目に飛び込んでくるのは、清らかな水の流れ、様々な植物、動物。明るくなった道のような部分をたどり、視線は奥へと導かれ、そこに神・アダムとイヴを発見します。神は食べてはならない木を示していて、続く展開を暗示します。

（ヤン・ブリューゲル（１世）作「地または地上の楽園」、1607-1608年、パリ、ルーヴル美術館、INV1092、45×65cm）