ガブリエル・デストレとその姉妹。右の女性はフランス国王アンリ4世(ブルボン王朝、在位:1589-1610年)のお気に入りの愛人。その懐妊を暗示すると見られる作品です。作品の全体は子宮を思わせるイメージ。画面の奥に男性の下半身を表す絵画。これアンリ4世を暗示?指輪は結婚の約束かも。彼女は王妃になりたかったのですがかなわず亡くなります。国王アンリ4世は、連作「マリー・ド・メディシスの生涯」の主人公、マリー・ド・メディシスと結婚します
(フォンテーヌブロー派「ガブリエル・デストレとその姉妹ヴィヤール侯爵夫人」、1594年頃、パリ、ルーヴル美術館、RF1937-1、0.96×1.25m)
(ピーテル・パウル・ルーベンス作「王太后の肖像画を受け取り愛の神たちに武装解除されるアンリ4世(連作「マリー・ド・メディシスの生涯」)」、1622-1625年、パリ、ルーヴル美術館、INV1773、3.94×2.95m)
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