連作「マリー・ド・メディシス」の主人公マリー・ド・メディシスは、メディチ家が輩出した二人目のフランス王妃です。一人目はこの人カトリーヌ・ド・メディシス。この人はフランス国王アンリ2世(ヴァロワ王朝、在位:1547-1559年)の王妃。ルーヴル宮の近くにあり、かつてルーヴル宮と一体をなしていた「テュイルリー宮」を建てたのはこの人。アンリ2世との間の息子たちが次々王になるも死に、分家のアンリ4世(ブルボン王朝、在位:1589-1610年)に王位がまわってきます。カトリーヌ・ド・メディシスの娘が「王妃マルゴ」でアンリ4世の最初の奥さんです。映画になっていますね。是非ご覧ください。
(「カトリーヌ・ド・メディシス(1519-1589)、アンリ2世妃、フランス王妃」、16世紀後半、パリ、ルーヴル美術館、INV3276、30×25cm)
0コメント