受胎告知。たくさんの暗示。

ロヒール・ファン・デル・ウェイデンの工房作「受胎告知」。ここにはたくさんの神・キリスト・マリアの処女懐胎に関する暗示があります。ここで注目したいのは、左側、板張りにされ閉ざされた暖炉の前の長椅子です。クッションが三つ。恐らく神の・キリスト・聖霊の「三位一体」の暗示です。

(ロヒール・ファン・デル・ウェイデン(工房)作「受胎告知」、1440年頃、パリ、ルーヴル美術館、INV1982、86×93cm)

名画を読み解く

美術作品の解説をしています。講義はNHK文化センター、栄・中日文化センター他でお聞きいただけます。

0コメント

  • 1000 / 1000