神々がいる場所に円形の帯状のものが描かれます。これは「黄道十二宮」というものです。

ルーベンスの傑作、連作「マリー・ド・メディシスの生涯」 。神々がいる場所に円形の帯状のものが描かれます。これは「黄道十二宮」というもので星座が並んでいます。黄道十二宮は天の太陽の通り道。天上の世界を表わすディテールです。3枚目はベリー公のいとも豪華なる時祷書「黄道十二星座」が描かれている。これと同じです。YOUTUBEの解説を。

(ピーテル・パウル・ルーベンス作「王の昇天、王太后の摂政就任宣言(連作「マリー・ド・メディシスの生涯」)」、1622-1625年、パリ、ルーヴル美術館、INV1779、3.94×7.27m)

(ピーテル・パウル・ルーベンス作「フランスとスペインの相互の結婚に関する神々の会議(連作「マリー・ド・メディシスの生涯」)」、1622-1625年、パリ、ルーヴル美術館、INV1780、3.94×7.02m)

(ランブール兄弟作「占星人体図(ベリー公のいとも豪華なる時祷書)」、1411-1416年、シャンティイ、コンデ美術館、29×21cm)

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