プッサンの最後の傑作、連作「四季」。ここには幾つもの意味が重層的に込められています。

プッサンの最後の傑作、連作「四季」。ここには幾つもの意味が重層的に込められています。四つの季節。一日の四つの時間帯。誕生→青年期→壮年期→死。無垢→農耕→戦→滅び。四つの場面は循環構造になっていて、自然の中で繰り返される人間の営みについて考察します。

(ニコラ・プッサン作「春または地上の楽園(連作「四季」)」、1660-1664年、パリ、ルーヴル美術館、INV7303、1.18×1.60m)

(ニコラ・プッサン作「夏またはルツとボアズ(連作「四季」)」、1660-1664年、パリ、ルーヴル美術館、INV7304、1.18×1.60m)

(ニコラ・プッサン作「秋または約束の地の葡萄(連作「四季」)」、1660-1664年、INV7305、1.17×1.60m)

(ニコラ・プッサン作「冬または大洪水(連作「四季」)」、1660-1664年、パリ、ルーヴル美術館、INV7306、1.18×1.60m)


名画を読み解く

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