世紀末文学「さかしま」に出てくるもう一枚の「サロメ」はこちらです。

前の記事の続き。世紀末文学「さかしま」に出てくるもう一枚の「サロメ」はこちらです。踊りのほとぼりに、衣を乱したサロメの前に洗礼者ヨハネの幻が現れる。凝視しながら身をそらすサロメ。この首はサロメにしか見えていないものです。

(ギュスターヴ・モロー作「出現」、1876年頃、パリ、オルセー美術館、1.6×0.72m)

名画を読み解く

美術作品の解説をしています。講義はNHK文化センター、栄・中日文化センター他でお聞きいただけます。

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