全部エウロペ。古代ギリシア(BC4世紀)、ティツィーアノ(16世紀)、ブーシェ(18世紀)、モロー(19世紀)。最高神ユピテルに愛された人間の女性。ユピテルは白い牡牛に姿を変え、エウロペに近づき、さらいます。ギリシア神話の有名な話が、繰り返し描かれているのがわかります。物語を知る面白さ、表現の違いを知る面白さ。それが美術史の一分野「図像学」というものです。私の専門。一緒に学びましょう
(トロヤ陥落の画家装飾「エウロペと牡牛(部分)」、前360年頃、パリ、ルーヴル美術館、K3、高さ43cm)
(ティツィアーノ作「エウロペの誘拐」、1560-1562年頃、ボストン、イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館、1.78×2.05m)
(フランソワ・ブーシェ作「エウロペの誘拐」、1747年、パリ、ルーヴル美術館、INV2714、1.60×1.93m)
(ギュスターヴ・モロー作「ユピテルとエウロペ」、19世紀、パリ、ギュスターヴ・モロー美術館、Cat189、78×40cm)
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