「神秘の小羊の祭壇画」。聖母。

「神秘の小羊の祭壇画」。こちらは聖母の部分です。伝説は、聖母が死後、天に上げられ、「天の女王」として冠を授けられたと語ります。聖母の冠は、ヨハネの黙示録とも関係します。聖母を暗示すると考えられる「男の子を産む女性」（黙示録の女）が、星の冠を被っていたと語られます。

（ファン・エイク兄弟作「神秘の小羊の祭壇画（部分）」、1432年完成、ゲント、聖バーフ大聖堂、3.75×5.2ｍ）