受胎告知。ろうそく立て。

受胎告知。シャンデリアの火がついていないろうそくは「神の到来の期待」。同じことを表わすのが暖炉の上のもの。これは、ろうそく立て。でもここにはろうそくがない。神は光。ろうそく立ては聖母マリア、ろうそくが神の子キリストを暗示します。これからここにろうそくが立つわけです。

(ロヒール・ファン・デル・ウェイデン(工房)作「受胎告知(部分)」、1435年頃、パリ、ルーヴル美術館、INV1982、86×93cm)

名画を読み解く

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