「エッサイの木」はキリストの系図。2021.08.31 11:37シャルトルの大聖堂。「エッサイの木」はキリストの祖先を表わす。下から2番目が旧約聖書の偉大な王ダヴィデ。3番目がソロモン王。キリストは王の血筋から現れる。上から2番目が聖母。一番上がキリストです。両側巻物を持つのは預言者です。
シャルトルの大聖堂は世界の縮図。2021.08.28 23:30シャルトルは12・13世紀神学研究の中心地。学問研究の成果が装飾に反映され、大聖堂はキリスト教世界観の縮図になっている。入口上の三つのステンドグラス。救い主待望・到来・死と復活の三段階。この上にあるバラ窓が救いの実現/最後の審判を表わします。
ステンドグラス。アダムとイヴの罪。2021.08.28 11:06それではこちらは何を表わすか?蛇に唆されたイヴが禁じられた果実を食べないかとアダムを誘っているところ。食べてしまった二人。神に罪を犯してしまったのが見つかってしまうところ。罪の場面は赤い背景でドラマチック。アダムが喉に詰まらせます。
ステンドグラス。アダムの創造。2021.08.27 11:03シャルトルの大聖堂のステンドグラス。こちらが何を表すかわかりますか?最初の人間アダムとイヴのお話です。スタートは神が土から作ったアダムに命の息を吹き込むところ。次は楽園のアダム。イヴの創造。善悪の智恵の木の実を禁じる神。
12の月・12星座のステンドグラス2021.08.26 23:0512・13世紀のステンドグラスを数多く残す宝石のようなシャルトルの大聖堂。特に見てみたいのがこちら。「12の月・12星座」。何故キリスト教の聖堂にこれが?頂上に時間を統べる神が描かれます。
キリストの祖先が作る木。2021.08.25 23:05「シャルトル・ブルー」と言われる青が際立つシャルトルの大聖堂のステンドグラス。12・13世紀のものを数多く残す。こちらは「エッサイの木」。祖先エッサイの腰から木が生えだし子孫の連続がキリストへつながる。
宝石のようなシャルトル大聖堂。2021.08.25 03:18「フランスで最も美しいゴシック建築」と言われるシャルトルの大聖堂。素朴なたたずまいに圧倒的な数の中世の彫刻・ステンドグラスを残す。まさに宝石のような場所。写真は特に有名な部分。「12星座」の蟹座と魚座です。
地母神の車はライオンが引く③。2021.08.24 11:05名画を読み解く。地母神の車はライオンが引く。もとは人間。アタランタは男勝りのおてんば娘。競走で自分に勝つことを結婚の条件とする。勝てなければ死。ヒポメネスは愛の女神にもらった金のリンゴを投げて勝つ。二人は地母神の神殿でいちゃついきライオンに変えられます。
地母神の車はライオンが引く②。2021.08.22 23:05神話の神々と結びつけられる動物の話。地母神キュベレはライオンが引く車。神殿でいちゃついて怒った女神に姿を変えられた恋人たちの姿。こちらは「春」を表わす場面。花の女神が大地を表わす地母神に花を贈ります。
地母神の車はライオンが引く①。2021.08.22 12:47対をなす表現。陸地と海。それぞれ神話の神が表わす。陸地は地母神キュベレ。海は海の世界の王ネプチュヌス。ネプチュヌスは馬を作ったので海の馬が引く乗り物。地母神はライオンが引く乗り物。地母神の神殿で燃え上がってしまった恋人たちが変えられた姿です。
月の女神の車を鹿が引く。2021.08.21 10:33動物の話。馬を作った海の世界の王神ネプチュヌスは「海の馬」が引く乗り物。太陽の神は4頭立て、曙の女神は2頭立ての馬車。ここでは月の女神の乗り物を鹿が引いている。月の女神と考えられたディアナは本来、森と狩猟の女神だからです。
最高神が処女神に化けている。2021.08.20 11:10動物の話から鳥の話。最高神ユピテルの鳥はワシ。レズビアン的な場面で多くの画家が好んで描いたこの場面は、最高神が処女神ディアナに化けて、ディアナを敬愛する乙女を手込めにした、という話。このディアナが偽物であることを、ユピテルの鳥ワシが示します。