二人目の女性隠者。

ヘントの祭壇画。隠者のグループ。奥は女性の二大隠者。香油壺を持つのが現在解説中マグダラのマリア。最後の30年を一人瞑想のうちに生きる。もう一人はエジプトのマリア。もと娼婦で改心し47年の隠遁生活を送ったとされる。服は擦り切れ身を覆うのは髪の毛だけと語られる。

(ロシアのイコン「聖女エジプトのマリア」、17世紀。モスクワ)

(ファン・エイク兄弟作「ヘントの祭壇画(神秘の小羊の祭壇画)(部分)」、1430-1432年頃、ヘント、聖バヴォン大聖堂、3.50×4.61m)

名画を読み解く

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