続き。ヘントの祭壇画。小羊のもとへ向かう「隠者」のグループ。奥に女性が二人。その一人が香油壺を持っている。これが目印。マグダラのマリアはここにいるのです。もと娼婦で妖艶なイメージが伴うこの人がなぜここに。ラ・トゥールが描いた後世の隠遁生活に基づく分類です。
(ファン・エイク兄弟作「ヘントの祭壇画(神秘の小羊の祭壇画)(部分)」、1430-1432年頃、ヘント、聖バヴォン大聖堂、3.50×4.61m)
(ジョルジュ・ド・ラ・トゥール作「ランプのマグダラのマリア」、1640-1645年頃、パリ、ルーヴル美術館、RF1949-11、1.28×0.94m)
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