聖母戴冠。斬新。⑪。

カルトン作「聖母戴冠」。天国の赤ん坊はキリストの代わりに虐殺された子供たち。さて赤ん坊は地下の世界にもいる。こちらは頭に光をまとわず、狭い場所に閉じ込められる。この場所は「辺獄(リンボ)」。地獄の手前。この子たちは、洗礼を受けることなく亡くなった子供たち。

(アンゲラン・カルトン作「聖母戴冠(部分)」、1453-1454年、ヴィルヌーヴ・レザヴィニョン、ピエール・リュクサンブール美術館、1.83×2.20m)

(アンゲラン・カルトン作「聖母戴冠」、1453-1454年、ヴィルヌーヴ・レザヴィニョン、ピエール・リュクサンブール美術館、1.83×2.20m)

名画を読み解く

美術作品の解説をしています。講義はNHK文化センター、栄・中日文化センター他でお聞きいただけます。

0コメント

  • 1000 / 1000