聖母戴冠。斬新。⑮。

カルトン作「聖母戴冠」。冠を受ける聖母の両側に同じ姿の二人。これは「父なる神」と「キリスト」。両者が「等しい」という表現。白い鳩は「聖霊」。聖なる力。聖霊が神とキリストの両方から発せられることを強調。同時代のフィレンツェ公会議で確認された教義を視覚化しています。

(アンゲラン・カルトン作「聖母戴冠」、1453-1454年、ヴィルヌーヴ・レザヴィニョン、ピエール・リュクサンブール美術館、1.83×2.20m)

名画を読み解く

美術作品の解説をしています。講義はNHK文化センター、栄・中日文化センター他でお聞きいただけます。

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