キリストの従兄弟ということになる三人。

ルーベンスが描く十二使徒。美男の兄弟ヨハネと大ヤコブ、小ヤコブ。聖母の姉妹と聖書に書かれるのが「クロパの妻マリア」で、小ヤコブの母。同じく聖母の姉妹と信じられたのが「ゼベダイの子らの母」で、その子がヨハネと大ヤコブ。だとするとこれら三人がキリストの従兄弟ということになるわけです。

(ルーベンス作「使徒(福音書記者)ヨハネ」、1611年頃、マドリード、プラド美術館、1.07×0.83m)

(ルーベンス作「聖大ヤコブ」、1611年頃、マドリード、プラド美術館、1.07×0.84m)

(ルーベンス作「聖小ヤコブ」、1611年頃、マドリード、プラド美術館、1.07×0.82m)

名画を読み解く

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