募らせるのは嫉妬。

ルーヴル美術館展「見る」の章。並ぶこの二枚は対。作者も大きさも同じ。2枚目は夫が妻の浮気場面を見る。募らせる感情は嫉妬。目に見えぬ網で捕えようとする。脚を絡めるのは愛の行為の暗示。濃厚な場面とわかるのです。

(ルイ・ジャン・フランソワ・ラグルネ作「ウルカヌスに驚かされるマルスとヴィーナス」、1768年、パリ、ルーヴル美術館、直径1.21m、フランス絵画部門、シュリー翼)

(ルイ・ジャン・フランソワ・ラグルネ作「眠るアモルを見つめるプシュケ」、1768年、パリ、ルーヴル美術館、RF1983-76、直径1.21m、フランス絵画部門、シュリー翼)

名画を読み解く

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