ラ・トゥールの光。

闇を照らす光。「神は光」。ろうそくの火、松明の火が聖なる人物を照らす神の光を表します。マグダラのマリアは洞窟で30年間隠棲する。イレネはキリスト教徒迫害の時代、瀕死の聖人セバスティアヌスを介抱します。

(ジョルジュ・ド・ラ・トゥール作「ランプのマグダラのマリア」、1640-1645年頃、パリ、ルーヴル美術館、RF1949-11、1.28×0.94m、フランス絵画部門、シュリー翼)

(ジョルジュ・ド・ラ・トゥール作「イレネに救われる聖セバスティアヌス」、1649年頃、パリ、ルーヴル美術館、RF1979-53、1.67×1.31m、フランス絵画部門、シュリー翼)

名画を読み解く

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