聖母の「無原罪の御(おん)宿り」。

聖母は子供ができず高齢に達していた夫婦の間に奇跡によって生まれた子供。しかも聖母は、両親がエルサレムの黄金門で挨拶(またはキス)をかわしたときに身ごもられ、性行為によらず身ごもられたと言われます。これを聖母の「無原罪の御(おん)宿り」と言います。三日月を踏む姿がこの表現です。

(バルトロメオ・エステバン・ムリリョ作「無原罪の御宿り」、1678年頃、マドリード、プラド美術館、2.74×1.90m)

名画を読み解く

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