手を合わせるのが注文者。

全てルーヴル美術館。15世紀。三つの作品の共通点。手を合わせるのが注文者。同じ画面の中に描かれながら、注文者たちは聖なる人物たちを見ているわけではありません。画面の中に展開するのは、祈る注文者たちの頭の中で繰り広げられているイメージです。

(「ブルボンの祭壇画」、1450年頃、パリ、ルーヴル美術館、RF1536、1.72×2.28m)

(アンゲラン・カルトン作「ヴィルヌーヴ・レザヴィニョンのピエタ(部分)」、1455年頃、パリ、ルーヴル美術館、RF1569、1.63×2.18m)

(ヤン・ファン・エイク作「ロランの聖母」、1434-1435年頃、パリ、ルーヴル美術館、INV1271、66×62cm)

名画を読み解く

美術作品の解説をしています。講義はNHK文化センター、栄・中日文化センター他でお聞きいただけます。

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