ベリー公の時祷書とヒエロニムス・ボス。どちらも地上の楽園を描く。中央にあるのは楽園を潤す生命の泉。時祷書は失われてしまった原初の無垢な状態をノスタルジックに描く。それに対しボスの楽園はどこか不吉。ここには既に悪魔がまぎれ込む。どこか。探してみてくださいね。
(ランブール兄弟作「アダムとイヴ(ベリー公のいとも豪華なる時祷書)」、1411-1416年、シャンティイ、コンデ美術館、コンデ美術館、29×21cm)
(ヒエロニムス・ボス作「快楽の園(部分)」、1490-1500年頃、マドリード、プラド美術館、2.20×3.90m)
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