「牛乳を注ぐ女性」の意味深なディテール。2020.08.30 04:27人物は何を考えているか。 「牛乳を注ぐ女性」の意味深なディテール:「割れたガラス」「足温器」「タイルのモチーフ(愛の神、さすらい人)」。これらはどう解釈すべきか?「厨房画」の伝統の中で見えてくるものが。講義を是非。
恋する思いが渦巻く。2020.08.27 14:06ギュスターヴ・モロー。イアソンとメディア。メディアは魔女。怪しげな鳥が舞い手に魔法の薬を持つ。二人の後ろに羊の頭。イアソンはこれを取りに来た。うっとりとイアソンを見つめるメディア。恋する思いがメディアの内に渦巻いています。
サロメに首が現れる。2020.08.26 11:27ギュスターヴ・モロー。「サロメ」はモローがくり返し描いたテーマ。サロメは踊り、ヘロデ王を魅了する。褒美にサロメは洗礼者ヨハネの首を所望する。処刑された聖人の首がサロメに現れる。聖書の記述から大きく逸脱します。
モローと世紀末文学。2020.08.26 11:19ギュスターヴ・モロー「サロメ」。モローの作品は同時代の人々も魅了し、世紀末文学にモローの実在の作品が登場する。耽美的な貴族がモローの作品を購入し夢想にふける。「世紀末文学の聖書」と言われるユイスマンス「さかしま」という作品です。
フェルメール。二人の手紙を読む女性。2020.08.24 11:00フェルメール。手紙を読む女性。1枚目の女性は悲しそう。2枚目の女性は幸せ。この違いわかりますか?1枚目の女性は道ならぬ恋をしていて2枚目の女性の思い人は遠くにいる。何故わかるか?講義を是非
フェルメールとホーホ。2020.08.23 14:031枚目はフェルメール、2枚目はピーテル・デ・ホーホ。同じ時期にデルフトで活躍し、互いに影響を与え合う。とてもよく似た2つの作品。恐らくフェルメールが着想を得る。フェルメールの方が内容的に深まる。画中画が人物の思索を表わします。
ラファエロ作「アテネの学堂」。2020.08.22 16:48教皇宮殿署名の間。「アテネの学堂」。多くの哲学者たちを集める。描かれた人物は誰?中央がプラトンとアリストテレス。プラトンの師ソクラテスは少し左の横向きの人物。何故中央にソクラテスでなくこの二人?手にした本と仕草が語る。詳しくは講義を是非。
ラファエロ作「聖体の議論(キリスト教礼賛)」。2020.08.21 13:31ラファエロ「アテネの学堂」と対をなすのがこちら。キリスト教の聖なる人物たちを描くこちらと、異教の人物を描く「アテナの学堂」がどう結びつくのか?中央に神・キリスト・聖霊。近くに聖母マリアと洗礼者ヨハネ。両側に天国の聖人を代表する人物達。左右6人ずつで12人。12は完全性を表わす数。...
8月。乙女座。同じく麦の収穫。2020.08.07 12:5712の月・8月。ベリー公のいとも豪華なる時祷書とシャルトルの大聖堂ステンドグラス。その時期の活動と星座が月を表わす。8月は麦の収穫。貴族達は鷹狩りを楽しんでいる様子。8月は初めが獅子座・終りが乙女座。シャルトルは乙女座が8月を代表します。