メルクリウス/マーキュリー/ヘルメス②。2021.02.28 00:30メルクリウス。占星術的には水星/双子座と結び付けられる。動きが速く機転が利く。コミュニケーション、知性を司る。「春」は「地上の愛」をテーマにした作品。天を見上げ雲をかき回す知性の神。「知性」が地上の愛を天上の愛へ昇華させる。
メルクリウス/マーキュリー/ヘルメス①。2021.02.27 12:45ボッティチェリ、マンテーニャ、コレッジョ。麗しい男性の神。星座の双子座に関係。フットワークが軽く機転が利く。知性の神。メルクリウス(マーキュリー/ヘルメス)。翼のついた帽子と履物、独特な杖が目印。いずれの作品でも知性を体現。
地獄篇・煉獄篇の導き手が詩人ウェルギリウス。2021.02.26 13:40ダンテは地獄→煉獄→天国と旅をする。地獄と煉獄の導き手が古代ローマの詩人ウェルギリウス。詩人ダンテが誰よりも敬愛する人。代表作が叙事詩「アエネーイス」。トロヤ戦争の負け方の英雄、アエネーイスが滅びゆく偉大なトロヤを脱し遍歴の末イタリア半島にたどり着く話です
天国篇最終段階の導き手が聖ベルナルドゥス。2021.02.25 13:07ダンテは地獄→煉獄→天国と旅をする。旅には導き手が伴う。最終段階で導き手を務めたのが中世の修道士聖ベルナルドゥス。フィリッピーノ・リッピがこの人を描く(2枚目)。聖母への愛に満ちた長編の説教を書き残す。
アポロンとクピドン。弓矢の使い手。2021.02.24 10:08神アポロンと神クピドン。どちらも弓矢の使い手。アポロンは、弓矢で大蛇ピトンを倒し得意になって、クピドンの弓矢を侮る。クピドンの仕返し。アポロンを恋を燃え立たせる矢で射貫き、その相手を恋を嫌がらせる矢で射貫く。アポロンの適わなかった初恋。
共通点はダンテの「神曲」。2021.02.23 14:05ティントレット、ドラクロワ、ラファエロ。共通点?キリスト教文学の金字塔、詩人ダンテの「神曲」が着想源になっている。ダンテは森に迷い込み、地獄→煉獄→天国と旅をする。
クピドン/エロス/アムール=愛。2021.02.22 12:21愛くるしい子供。背中に翼。愛の神クピドン(=キューピッド)。ギリシア語名エロス、フランス語名アムール、まさしく「愛」という意味。ギリシア神話では「愛」は世界の初めに現れた原初の力の一つで「二つのものを結び付ける力」とも、愛の女神アフロディテ/ウェヌスの子とも考えられました。
儀式のような最後の晩餐。2021.02.22 12:18ドゥッチオの作品(1枚目)もダ・ヴィンチの作品(2枚目)もテーブルは食事の場面らしい。シャンペーニュ(3枚目)はどうか?キリストは儀式を行っているよう。これは「最後の晩餐」の時キリストがパンとワインを自分の体・血として分け与え、後の「聖体拝領」の儀式のもとになったことを表します。
魚=キリスト。2021.02.20 10:42ピーテル・クラース。17世紀オランダの静物画家。魚:キリスト。パンとワイン:キリストの体と血。レモン:禁じられた果実=罪。葡萄:キリストにつながっていること。塩:信者。なぜ魚がキリスト?魚を表すギリシア語が「イエス・キリスト・神の・子・救い主」の頭文字を繫げたものに相当する。
ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」意味ある食べ物。2021.02.19 13:47これ、何のディテールか?ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」。テーブルの上。食べ物が語る暗示。ワイン:「キリストの血」。パン:「キリストの体」。丸い果物:「人類の罪」。水:「洗礼=新たな生き方に入ること」。魚:「キリスト」。
最後の晩餐。食べ物の意味。2021.02.18 15:08最後の晩餐。ドゥッチオ。テーブルの上に何があるかに注目。これらの食べ物には象徴的意味がある。小羊=キリストの犠牲。パン=キリストの体。ワイン=キリストの血。十字架にかけられる前の最後の食事。キリストの死は人類を罪と苦しみから救う「犠牲」と考えられる。
エマオの晩餐。死と復活。2021.02.17 09:41新約聖書の四つの食事。四つ目は「エマオの晩餐」。こちらはキリストの死後の話。磔刑の翌々日、エルサレムからエマオの村へ向かう二人の弟子に謎の人物が合流。夕方になり村でともに宿をとる三人。弟子たちはパンを裂く懐かしい姿を見て復活したキリストと気づく。