名付けて「デューラーの多面体」。2022.04.18 23:30デューラーはドイツ最大の画家。問題作が「メランコリア」。謎めいたもの満載。4×4のマスは魔方陣。縦横斜め数を足すと全て34。ところで一番意味深なのは石では?実は不規則に見えて五角形と正三角形計算された形状。驚くべき数の秘密を秘めています。
メトロポリタンのジェローム「ピュグマリオンとガラテア」④。2022.04.18 12:12メトロポリタン美術館展 2つの作品をつなぐ話はこう。彫刻だった女性と作者の男性の間に生まれたのがキプロス島の王キニュラス。娘が父に恋し思い詰め自殺をはかる。乳母が悩みを聞き出し介入。母の留守中「王に恋い焦がれる娘がいる」と父の寝室につれていく。真実を知り父は娘を殺そうとします。
メトロポリタンのジェローム「ピュグマリオンとガラテア」③。2022.04.17 10:40メトロポリタン美術館展 2つの作品の面白い関係。彫刻から人間になった女性と作者の男性の間に生まれた子がキニュラス。その娘ミュラは父に禁断の恋心を抱き、父をだまし交わる。実の父娘の間に生まれた世にも美しい子供が2枚目の男性アドニスです。出典は変身物語巻10です。
メトロポリタンのジェローム「ピュグマリオンとガラテア」②。2022.04.16 10:40メトロポリタン美術館展 の1枚目は心理学の「ピグマリオン・コンプレックス」のもとになった話。ルーヴルの2枚目は「オイディプス・コンプレックス」のもとになった人物。前者は自分が作った理想像に恋すること。後者は、男の子が母親と結婚したいと思うこと。この男性は母親を妻としてしまいます。
メトロポリタンのジェローム「ピュグマリオンとガラテア」①。2022.04.15 10:40「ピグマリオン・コンプレックス」のもとになった神話のお話。ピグマリオンは女性に幻滅し、自分で作った理想の彫刻の女性に恋してしまう。愛の女神が彫刻を人間にしてくれる。ここで面白いのは右の喜劇と悲劇の仮面。奇跡にびっくりしているようです。
メトロポリタンのシャルダン「シャボン玉」②。2022.04.14 12:16メトロポリタン美術館のシャルダン、「シャボン玉」が思い出させるのが、ルーヴル美術館、「コマを回す少年」。コマが倒れるまでの短い時間をとらえます。コマは傾きもうすぐ止まり、ぽとんと、少し開いたひきだしに落ちるでしょう。成長していく子供に愛情のこもった目が向けられています
メトロポリタンのシャルダン「シャボン玉」①。2022.04.13 10:40シャルダン「シャボン玉」。瞬間をとどめる緊張感。膨らんだ玉のゆらめき、薄さ。吹く人物の集中。額右、絵の具の凹凸が光をとらえ汗が滲むよう。左手人差し指に力が入る。ハラハラしながら見る人物。割れる前のほんのひととき。子供時代は愛しく、短いのです。
メトロポリタンのグルーズ「割れた卵」②。2022.04.12 10:40メトロポリタン美術館のグルーズ。「割れた卵」。「命を育む卵」は女性の子宮を連想させる。「水を入れる器」も羊水を内包する女性の子宮と結びつけられる。2枚目には「壊れた瓶」。どちらもグルーズ。2枚目はルーヴル美術館。「割れた卵」と「壊れた瓶」は同じことを暗示します
メトロポリタンのグルーズ「割れた卵」①。2022.04.11 14:27メトロポリタン美術館のグルーズ。卵を割ってこんなに怒る?女の子は取り返しのつかないものを失ったのです。命を育む卵は、女性のお腹を思わせます。処女性の喪失。女の子は娘。男性は兄。男の子は弟。相手はゆきずりの誰かと想像します。
「足温器」とはこういうもの。2022.04.10 10:40メトロポリタン美術館のメツー「音楽の集い」続き。「足温器」とはこういうもの。箱の上に穴が開いていて中に炭を入れた器を入れる。スカートの中に入れ下半身を温める。これが女性の性欲と結びつけられるというわけ。2枚目は「牛乳を注ぐ女性」のディテール。足温器とフェルメールの女性の関係は??
メトロポリタンのメツー。「音楽の集い」。2022.04.09 10:40メトロポリタン美術館展、メツー「音楽の集い」。そこはかとない性的暗示、感じますか?乱れた部屋が生活の乱れ。音楽は美しいがすぐ消えるはかない快楽の象徴。穴のある楽器は女性器と結びつけられる。コントラバスは女性の身体の形。極めつけはスカートの中を暖める「足温器」。女性の性的欲求を暗示...
メトロポリタンのブーシェ。「ウェヌス/ヴィーナスの化粧」。2022.04.08 10:40メトロポリタン美術館展 ブーシェ。ウェヌス/ヴィーナスの化粧。愛の女神。2枚目はルーヴルのブーシェ。ウェヌスが夫の鍛冶の神におねだりする。白い鳩・白鳥がウェヌスの鳥。つがいで描かれる。バラはウェヌスの花。真珠はウェヌスが海の泡から生まれたことを思い出させます