メトロポリタンのクラナッハ「パリスの審判」②。

クラナッハの「パリスの審判」は、これらと同じ場面。ヴァトーと古代のモザイク。パリスはトロヤ(現トルコ西岸)の王子。美を争った女神は愛の女神ウェヌス(アフロティーテ/ヴィーナス)、最高神の妻ユノ(ヘラ)、智恵と勇気の女神ミネルヴァ(アテナ)。目印でわかります。

(「パリスの審判(部分)」、115-150年頃、パリ、ルーヴル美術館、MND1945、1.86×1.86m)

(ジャン・アントワーヌ・ワトー作「パリスの審判」、1718-1721年頃、パリ、ルーヴル美術館、MI1126、47×31cm)

(ルーカス・クラナッハ(父)作「パリスの審判」、1528年、ニューヨーク、メトロポリタン美術館、1.01×0.71m)

名画を読み解く

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