聖母が単独の礼拝対象として描かれるのは「無原罪の御宿り」。ムリリョがすぐ思い浮かびますが一枚目はプラド美術館のティエポロ。ドラゴンを踏んでいるのが印象的。これはアダムとイヴを誘惑した蛇=悪魔を暗示。聖母はアダムとイヴに遡る人類の罪を負わないのです。
(ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ作「無原罪の御宿り」、1767-1768年、マドリード、プラド美術館、2.18×1.55m)
(ランブール兄弟作「アダムとイヴ(ベリー公のいとも豪華なる時祷書)」、1411-1416年、シャンティイ、コンデ美術館、29×21cm)
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