「受胎告知」の天使はよく白いユリを持っています。「白いユリ」は、聖母の清らかさを暗示します。ところで受胎告知の白いユリはしばしば花が「三つ」咲いた状態です。これは、聖母がキリストを生む「前も・最中も・後も」ずっと乙女のままであったという奇跡を表わします。
(ロヒール・ファン・デル・ウェイデン(工房)作「受胎告知(部分)」、1435年頃、パリ、ルーヴル美術館、INV1982、86×93cm)
(グイド・レーニ作「受胎告知(部分)」、1629年頃、パリ、ルーヴル美術館、INV521、3.19×2.22m
(ウスタッシュ・ル・シュウール作「受胎告知(部分)」、1652年、パリ、ルーヴル美術館、INV8015、2.97×2.27m)
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